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現代文の勉強法
最新刊、好評発売中!現代文は、僕の一番苦手な科目だった。
成績は安定しない。どうやって勉強していいのか分からない。いやな科目だった。
でも、現代文ができないのには、なにか原因があるはずだ。
そう思って、現代文が得意な友人I君にいろいろ聞いてみると、の原因が少しずつ分かってきた。
結局、現代文ができない原因は2つあった。
(1) 言葉の意味を知らない(特に抽象的な言葉)
(2) 読み方が間違っている
(1)について
「どうしたら、現代文が得意になるの?」
と僕が、I君に聞くと、こんな答えが返ってきた。
「まず、言葉の意味を覚えなきゃダメだ。特に、抽象的な言葉を覚えたほうがいい」
よく考えてみると、評論文に出てくる言葉は、高校生が普段使う日本語とはまったく違う。方言と言ってもいいくらいだ。
現代文をなめてかかってしまうのは、自分が普段使っている日本語の文章だから、わざわざ勉強しなくても読めると思い込んでいるからだ。
でも、現代文を方言だと考えるようになってから、僕は、外国語を覚えるときと同じように、言葉の意味を覚えていくようにした。
最初は、苦痛だ。評論文独特の単語は、抽象的でわかりにくいから。
演繹、表象、レトリック、アンビバレンツ・・・。めまいがする。
でも、ういう単語は一つ一つチェックして覚えないと、いつまで経っても読めるようにはならない。
唯一の救いは、覚える単語の数が少ないことだ。100個も覚えれば、充分。
英単語を覚えるときと同じように、文章を読んでいるときにわからないところがあったら、辞書などですぐに調べて、覚えてしまおう。
(2)については、次のページで紹介しましょう。
評論文の読み方
続けて、I君はこんなことを言った。
「現代文は、問題をたくさん解いたからといっても、成績は上がらないよ。勘やフィーリングで読むのではなく、ルールを決めて読まなければ、点数も安定しないんだ」
「じゃあ、のルールって?」
「たとえば、評論文を読むときのルールは、筆者の意見を探すように読むことだよ。れから、の理由も探すように読んだらいい」
「筆者の意見との理由を探す」
そんな簡単なことに、長い間気づかずに勉強していたのか? 正直言って、ちょっとシ
ョックだった。
そういえば、いままでは、筆者の意見を探すと言うより、の文章に対する自分の考え
で問題を解いていることが多かった。
筆者の意見を探さなくてはいけない、と言いながら、自分の意見で解釈しなおしていることも多かった。
自分の意見と筆者の意見が同じなら当然成績もよくなるし、違っていれば、成績も悪くなる。これが、現代文ができなかった原因だったのだ。
そのことに気づいた僕は、すぐにその方法を試してみた。
文章を読み始める前に、必ずこの言葉を思い出して、読み始めるようにした。
「筆者の意見はなんだろう? 筆者は何が言いたくて、この文章を書いたんだろう?」
そして、筆者の意見が分かったら、ツッコミを入れながら読もう。
「なんで? なんでや? なんでやねん?」
と。と。
評論文は、筆者の意見を書くものだが、人が納得するような理由が書かれていなければ、
誰もそんな意見に耳を貸してはくれない。読者の疑問に答えるために、筆者は自分の意見を納得してもらえるような理由を必ず挙げている。
そして、の筆者の意見とその理由は、問題を解くときのヒントになる。
だから、文章を読むときは、必ずの2つを意識して探しながら読むようにしましょう。
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