私たちは、「言葉」を使ってコミュニケーションを図り、気持ちを伝え合って生きています。言葉は生活に欠かすことのできない大切なものです。 言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーションに問題をもつ人に対して、機能の獲得・回復を図り、コミュニケーションの向上と個人の状態に応じた社会参加を支援する国家資格の専門職です。
歌手や声楽家、劇団員らが声帯の手術を行う際、声の調整やリハビリを行います。
また、テレビドラマで見たことのある人もいるかもしれませんが、開頭した状態で患者様と会話しながら脳の腫瘍を切除する「覚醒下手術」に、言語・高次脳機能の専門職として参加します。
YouTuberやVTuberなど声を使う職業は増えていますが、そういった分野で活躍する人を支えるのも言語聴覚士の仕事です。
野村総合研究所と英オックスフォード大学の調査では、「AIやロボットではできない仕事・20年後に残る仕事」として、精神科医と並んで1位となりました。これからますますの活躍が期待されています。
本学科のカリキュラムでは、臨床教育を重視し、4年間で専門的スキルを修得できるようになっています。卒業生は全国各地に就職し、活躍しています。毎年高い国家試験合格率と就職率を誇っています。
1年次
1年次は言語聴覚学の基本概念、言語聴覚障害の種類やその症状、言語聴覚士の仕事内容といった基礎知識を、具体例を通して学びます。
2年次
2年次では各種の言語聴覚障害の特徴を把握し、専門的に分析する方法や手順を習得すると同時に、医学領域の知識も学びます。一連の業務を疑似体験する実践的な演習科目も行われます。
3年次
専門科目において、失語症、言語発達の遅れ、発声・発音の障害、吃音、難聴、飲み込みの障害といった言語聴覚障害の原因・症状・評価・治療法について深く掘り下げます。また、学内の言語聴覚センターにおいて評価を主体とした臨床実習を実施します。
4年次
4年次では学内の言語聴覚センターや全国の医療福祉施設での「総合実習」を実施。患者様への接し方、障害の評価・診断や治療の仕方など、基本的な臨床態度や臨床技術を身につけます。また、病院や施設の特性を理解し、言語聴覚士の国家試験に向けて学修します。
合格者数は24年連続全国1位で2022年度の合格率は98.6%と常に全国平均を大きく凌駕しています。
●病院などの医療機関
●リハビリテーションセンター
●介護老人保健施設、福祉施設
●教育・研究機関
●行政機関 など
Zoomを使用し、一人20分程度のオンライン入試相談会を行っています。
-相談時間-
平日 10:00~18:00(12:00~13:00は除く)
※一部除外日がありますのでご注意ください。
フォームからお申込みをお願いします